神桜鬼
□第十七話
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戦いが終わり薩摩に着くと
風間の交渉の末、
彼らは新選組の名を改名し薩摩藩お抱えの侍となった
土方「俺たちゃ、もうじきここを離れる。…幕府軍を潰さなきゃならねぇからな。それまでにどうするか決めておけ」
斎藤「……承知」
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縁側に腰かけ一人夜空を見上げる
ギシッ…
斎藤「何者だ!」
天霧「…何かお悩みのようですね」
斎藤「あんたか」
天霧は斎藤の近くに腰をおろした
天霧「何をそんなに悩まれているのですか?」
斎藤「………」
天霧「貴方は最早、純潔の鬼。颷極の鬼なのです。新選組を案じるのも分かりますが間もなく時代は変わる」
斎藤「俺達も不要になる…と?」
天霧「ええ。人斬りは不要になる。間違いないでしょう」
斎藤「紗綬は、あんた達は身を隠す…のだったな」
天霧「はい。薩摩に錦の御旗がたった。我々の協力もこれまでです」
斎藤「そうか」
天霧「…紗綬様は喜ばれると思いますよ。貴方が共に行くと仰れば。では、失礼します」
お辞儀をし天霧は去り
斎藤も立ち上り土方の下へと向かった