02/05の日記
00:03
キャンベル〔執事・未出〕
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主人は毎日、病院に通い詰めています。
「だいぶ顔色がよくなったよ。ジュースばっかり飲んで、医者に叱られているらしいけど」
そういう主人の頬が得意げに光っています。
固形物が食べられない犬に、せめてうまい生ジュースを飲ませてやろうと、ジューサーを持ち込んだのはこの男です。
「うちでまた引き取るしかありませんな」
わたしは笑いました。
「フォンタナ氏に病人の食事管理までお願いできませんから」
しかし、主人は言いました。
「いや、それはふさわしい人間がやる」
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