02/05の日記

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キャンベル〔執事・未出〕
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 主人は毎日、病院に通い詰めています。

「だいぶ顔色がよくなったよ。ジュースばっかり飲んで、医者に叱られているらしいけど」

 そういう主人の頬が得意げに光っています。
 固形物が食べられない犬に、せめてうまい生ジュースを飲ませてやろうと、ジューサーを持ち込んだのはこの男です。

 「うちでまた引き取るしかありませんな」

 わたしは笑いました。

「フォンタナ氏に病人の食事管理までお願いできませんから」

 しかし、主人は言いました。

「いや、それはふさわしい人間がやる」

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