book*小説

□チューリップship
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「もう一度聞く。名前は何だ」

船の食堂でクルーに囲まれ、目の前にはカルピスカラーのマスクメン…たしか名前をキラーが座っている。

そして私は…椅子に縛り付けられている。


「おい聞いているのか?」

先程から私は…シカトを決め込んでいる。


「このやろう…いい加減に…!」
「やめろ!」

剣を抜いたクルーの一人に思わず身構えるが、別のクルーによって制止された。

「こいつは頭のお気に入りだ…手を出せば『ショック!』

パンッ

「ぐあっ!」


『ヘビー!』

「な…なんだ!?体に鉛が乗ってるみたいで…動きが…!」

『私はあんたたちなんかに付き合ってる暇ないのっ!さよならっ!!』


椅子ごと浮上し 扉に向かう。


ガチャ

……!!!
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