book*小説

□チューリップship
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「随分と元気がいいじゃねェか…」


ちょうど入ってきたチューリップによりあっけなく取り押さえられる。

『ちょっ…離して!私は仲間になんかなんないっていったでしょ!?』

「あァ?んなもん関係ねェよ。俺たちは海賊だ。欲しいもんは力ずくで手にいれんだよ!」


…海賊というのはみんなこんなジャイアン精神を持ち合わせているのだろうか…


『やだっ…!あんたみたいなチューリップ…やだっ!』

「テメェ……誰がチューリップだ!!」

『あんたに決まってんでしょ!?チューリップみたいな頭しやがって!』

「あァ!?俺にはなァちゃんとユースタス・キッドって名前があんだよ!」

『しらないっつの!ソクラテスだかチューリップだかながったらしい名前しやがって!』

「誰がチューリップだ!…てか、ソクラテスってなんだよ!」

「ソクラテスは古代アテナイの哲学者だ」

『「へー…」』

『キラーは物知りだね』

「そんなことはない」


うーん…自分で言ってソクラテスの意味が分からなかった。
これからは学を深めよう、うん。
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