book*小説
□chocolate
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『キッド〜チョコ食べる?』
ベッドに転がっているキッドにソファーから声をかける。
「いらねェ」
『なんでー?おいしいよ?』
「んな甘ェもん食えるかよ」
確かにキッドがお菓子を食べてるところを見たことがない。
『こんなに美味しいものを食べないなんて…
絶対に人生の10割損してる!』
「10割って…全部じゃねェか」
これは困ったぞ。
もうすぐバレンタインだからチョコを作ろうと思ってたのに、キッドがチョコ食べれないなんて事実が判明してしまった。