book*小説

□黄or赤
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「…で、これは どーいう状況なんだ?」

『…こーいう状況?』


呆れたようなキラーの質問に
苦笑いでそう答えるのがやっとだった


ここはとある島のとある本屋
その一角に重苦しい雰囲気が漂っていた。


「トラファルガー……。テメェ誰の女に手ェだしてるかわかってんのか…?」

「ああ。名無しさんは俺の女だ」


…!


明らかに挑発的な態度を取るのは、私の幼馴染み"トラファルガー・ロー"
その向こうでどす黒いオーラを放っているのが私の彼氏"ユースタス・キッド"


ストーリーテラーてきな感じで言ってみたけど
とにかく ヤバイ。
何がどうヤバイかって?

・朝 キッドと喧嘩した
・キッドとローは敵

そして


・私が今、ローの腕の中にいる


これが一番ヤバイよねははは



「そりゃあ初耳だぜ。てっきり俺の物だと思ってたんだがなァおい名無しさん?」


「名無しさんと話すには俺を通してもらおうか?」

「あァ!?」


ああ・・・お願いだからこれ以上キッドを刺激しないで(泣)


そんな私の願いを知ってか知らずか私を捕らえたままにやにやと笑うロー
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