book-S*短編小説

□愛する
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吸い込まれそうな大きな瞳
その目に映る俺はちゃんと頼れる男に見えているだろうか。


君の細い猫っ毛はいつまでも触っていたくなるような柔らかさで。



あぁ、なんでこんなにもかわいいのか。

世界中のどんな女よりもかわいくて、綺麗で、愛しい。




俺が見つめると 上目使いで見つめ返してくる



思わず抱き締めたくなる衝動をグッとこらえる。

もし、俺がここで抱き締めてしまったら君は怒るだろう。



抱き締められないから、頭を撫でてやる。
君は嬉しそうに目を細めると俺のとなりに寝っ転がった。


無防備な姿に再び抱き締めたい衝動にかられる






…抱きついてしまおうか



そんな考えが頭をよぎったときドアの向こうから聞こえる声


「おい、キラー」

!!

聞きなれた声なのに思わず肩が跳ねる


まずい。ここにこいつがいることがばれたら俺だけじゃなくこいつまで怒られる。


眠ってはいないであろう君に、頭まで埋まるくらいに毛布をかける
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