book-S*短編小説

□gentle?
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ユースタス"キャプテン"キッド

キッド海賊団船長
南の海出身
懸賞金3億1500万ベリー

「海賊王になる」ことを野望に掲げ、そのことで自分を嗤ったものを皆殺しにしてきた。
民間人にも多大な被害を与え、それを一因に懸賞金を跳ね上げている凶悪な男

ひとたび街に出れば皆道をあける。


そんな強面も船に帰ればただの困ったちゃんだ。


「んなトロイことしてっから殺されそうになんだよ。いっぺん死ねば治るんじゃねェか?」

いじわるで。


「あァ?!知るか。俺がいいつってんだからいいんだよ」

わがままで。


キラーが世話を焼くのも分かる。






そして私は今




「へっへっへこいつァ上玉だ…売り飛ばせばいい金になんなぁ?」

人拐いに追い詰められてます(笑)


私としたことが、袋小路に逃げ込んでしまい 逃げ道がない。

相手は体格のいい男5人組
髪が脂ぎっていて見るからに不潔。

「だが、売りに出すには少々もったいねえ。俺たちがたっぷり可愛がってやるか…」

リーダーと思われる男が体を舐め回すように見てくる

他のやつらよりは少しはマシか。身なりは決してよくないが彼なりに気を使っているようだった。

だがしかし
駄菓子菓子

キモいもんはキモいよね。


「怖がらなくてもすぐに良くなるから安心しろ」

そう言って 私の手を取り、手の甲にキスをした。

キモいキモいちょっとこれどうしてくれんの絶対怒られる。
…まぁ、バレなきゃいいんだけどさ。

「おいおい、そんなに睨むなって。殴られんのは嫌だろ?おとなしく俺たちっぐあぁああぁっ!!」




いきなり私の目の前の男が倒れた。



・・・あぁ。
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