book-S*短編小説

□gentle?
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ユースタス"キャプテン"キッド

キッド海賊団船長
南の海出身
懸賞金3億1500万ベリー

「海賊王になる」ことを野望に掲げ、そのことで自分を嗤ったものを皆殺しにしてきた。
民間人にも多大な被害を与え、それを一因に懸賞金を跳ね上げている凶悪な男

ひとたび街に出れば皆道をあける。


そんな強面も私にとってはヒーロー。




「あぁん?なんだ、まだ脱がされてねェのかよ。もっと遅く来んだったなァ」


いじわるで。


『だったら、こいつらに私の裸見せてもいいっていうの?』



「名無しさんに限ってんなことすっか。まァ、もしそんなことが起きた日にァお前をぶっ殺してやるよ」

わがままで。






『ふふっ・・・なにそれ意味わかんない…』






「意味わかんねぇのはおまえだろ。いちいち泣くんじゃねぇよ。」





『だってぇ・・・』


「あーわかったわかったからしゃべんなうるせぇ」





うるさいってなによ・・・って言おうとした私の唇に触れる暖かいもの







「消毒」



『口じゃなくて手だよ』



「知るか。どうせ身体中さわられたんだろ。船帰ったら全身消毒な」



『え、やだ』




「名無しさんに拒否権あるわけねェだろ。俺の物のくせに他の野郎共に触らせやがって…。俺の物だってしるしいっぱいつけなきゃなァ?」






あぁ、やっぱりこの人は




いじわるで


わがままで






世界で一番かっこいい




END



『どうやってここ見つけたの?』

「あ?んなもん決まってんだろ。愛の力だよ」


『さっきの奴らよりキモっ!』
「本気で引いてんじゃねェよ!!」






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