日常編〜リング争奪戦

□標的21-ventuno
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『はぁ…っ』






先程からやたらと身体が重い…っ













重力が増しているにも関わらず軽々と攻撃を避ける六咲に違和感を感じ一度距離を取った















―ぐらり















「「「「−!」」」











『ッ…』








着地の際にふらつき膝をついたレナに全員驚いていた















萌「アハハッ…何故って顔ね?重力装置はね、前もって小細工したからあたしには効果がないの」








チェ「・・・!」






獄「な!?おい、卑怯だぞ!」













ツ「それってレナちゃんが不利ってことじゃん!」


















『ツナ、私は大丈夫だよ』








ツ「で、でも…」








心配しないでとツナに笑み立ち上がったがレナの顔は赤く火照り苦しそうだった












萌「アハハッ強がっちゃって。身体も大分辛くなってきたんじゃない?あたしはね、例えどんなに距離が離れていたとしても弟の能力にかかった相手に対して100%病にかけることが出来るのよ。そう、雨が降ったあの日あたしはこうやってね!」






液体が入った小瓶取り出し空中にまき散らすと空中で溶け見えなくなったので吸いこまないよう咄嗟に手で覆ったのだが意味をなさず呼吸が乱れた











『はぁっ…』







体の中が焼けるように熱いし気持ち悪い

















萌「アハッ…既に感染している貴女はもう手遅れ。今撒いたのは病を促進する効果があるわ。正直あたしは闇のリングなんて興味ないんだけどある人と交換条件を交わしてね。だからそのリングは頂くわね」










『ある…人…』







一体誰の差し金…?








必死に思考を巡らせたがやはり思い当たる節がなく病の進行するスピードが上がっていることに焦った











ベ「要するにレナは風邪じゃなくて相手の技にやられてたってことね。何それ卑怯だしピンチじゃね?」








ス「う゛お゛ぉい!てめぇがそれを言うかぁ!だが先手を食らっているレナは全然本領発揮できてねぇぜ」







マ「ムム…あの女の話を聞く限りどうやら依頼主がいるようだね」


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