日常編〜リング争奪戦

□標的24-ventiquattro
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緊急手術は数時間にも及んだが無事に一命を取りとめたと連絡が入った




















病室へ移動をするとそこには大量の包帯を巻かれベッドに眠るスクアーロの姿を見た私は先ほど呼べなかった彼の名前を口にし傍に寄り添った








『スクアーロッ』









ディ「奇跡的に一命を取りとめたようだな…良かったぜ」






『ディーノさん、助けてくれてありがとうございます…グスッ』








助けてくれると分かってはいたが無事だと知り自然と涙が零れた







ディ「な、おい泣くなよ…!オレまで泣けてくるだろ…っ」







『グスッ…すみま、せん…』







ディーノと二人で涙流しているとロマーリオさんがやって来てティッシュを沢山もらった













ロマ「お二人とも、落ち着きましたようですな」







『はい…お見苦しい所を見せてすみませんロマーリオさん…』








ディ「オ、オレはレナの貰い泣きだからな!?」







ロマ「ボスもレナさんもお疲れだと思うので今日はもう休んだ方が…」







時間を確認すると既に真夜中だったが少しでもスクアーロの元に居たいと思い私は首を横に振った







『いえ…傍に居させて下さい』








ディ「わかった、俺らは一旦休んでくるからあんまり無茶すんなよ?何かあったら外にオレの部下達がいるから声を掛けてくれそれ、じゃまた明日な」








ロマ「では我々はこれで失礼致します、おやすみなさい」









『はい。ディーノさん、ロマーリオさんおやすみなさい』









二人が去るのを見送りレナはそっとスクアーロの右手を握った


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