日常編〜リング争奪戦

□標的25-venticinque
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六咲ファミリー




闇のリングが突如として現れた時期と同時期に活動しだした極小ファミリーで
ボスと幹部が実の姉弟
二人は過去にエストラーネオファミリーの人体実験の被験体として扱われていたが骸達よりも先に脱走、その後消息不明になっていた
目の下にある特徴的な印は実験により得た力の証





だからマーモンが調べても情報が出てこなかったのね





何者かと契約を交わしていたようだけど結局それに関しての手掛かりはなかった





そもそも消滅させちゃったっけ…と苦笑いした








『そう、被検体だったのね。裏で誰が糸を引いていたのかは分からないけど今は置いておくことにするわ。骸、話してくれてありがとう…それと離して』








いつの間にか指を絡められており手を離そうとすると逆に力を込められてしまった






骸「クフフ…貴女に触れていると不思議と体力の消耗が遅くなるんです」







『それって、私の死ぬ気の炎が関係してたりするのかしら』







骸「えぇ、多分そうでしょう。先ほど僕の凪が抱きついたでしょう?その時力が溢れるような感じがしまして…もしかしてと思い触れてもらいました」






それならレナの身体を乗っ取ればと早い思いましたが失敗に終わってしまいましたしね…それより、もっと接触すれば効果は高まるのでしょうか









『今なんか良からぬ事企んだでしょ』






怪しく笑う骸に身の危険を察知し眉間に皺を寄せた






骸「いえ、ただ貴女とこのまま一つになれればと考えていただけですよ…クフフ」











私は怪しく笑う骸に身の毛がよだち力づくで手を振り払った












『それじゃ話も聞けたことだし帰るわね』










骸「おや、もう帰ってしまうのですか?残念です…犬、千種レナを送ってあげなさい」










犬「もういいびょん?」







千種「はい、骸様…ついてきて」














いつの間にか席を外していた犬と千種が奥から現れ黒曜ヘルシーランドの外まで送ってもらった







骸「千里レナ…僕の六道輪廻の術が無効化されてしまうどころか実体化する時間がこんなにも長く続くとは…ますます手に入れたくなりましたよ」








廃墟に一人残った骸は黒曜ヘルシーランドの出口付近で犬と千種に手を振り並盛町へと帰ってゆくレナの姿を見つめていた


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