日常編〜リング争奪戦

□標的30-trenta
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『ボス、飲みすぎじゃない?』





あれから何本目かの酒を注ぎ終えた流石に心配になり手を止めた




X「るせぇ俺に指図すんじゃねぇ…飲め」




この程度で酔うはずはなく、彼はむしろ機嫌がいいようだ






『でも私―…「ザンザス様、失礼致しま…ッぎゃあ!!」






ウイスキーは飲めないよ、と断ろうとした矢先何も知らない部下が部屋に入ってしまいザンザスの投げたグラスが直撃していた




X「誰が勝手に入れと許可したドカスが…かっ消す」





『ボス、私そろそろ行くわね。また後で落ち合いましょ』





このままでは自分にも危害が及びそうだったので私はそそくさと部屋をあとにして
時間になるまで屋敷で過ごすことにした




―おまけ―






ベ「レナ、おかえりー早かったじゃん」


マ「ム、その様子だと無事みたいだね」


「えぇ、でも今頃一人犠牲になってるでしょうね…お腹すいた」


ベ「うししっ、んなのほっとけって。これ食う?こっち来いよ」


『食べる!ん〜〜美味しいっ』



テーブルにある茶菓子を見せられた私は真っ先にベルの隣へと座り手当たり次第に手を付けた



レ「ぐぬぬ…何故だ。何故あやつは何事もなくボスの部屋から帰ってこれるのだ…」

その様子をじっと見ていたレヴィは唇を噛みしめていた


マ「まだわからないのかい。どう見たって彼女はボスのお気に入りじゃないか」


ベ「てかレナに手ぇあげたとこ見た事ねーし」


レ「くっ…」


美味しそうにお菓子を頬張る彼女を他所に3人はボスはレナに対して随分あまいという話をしていたのであった


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