日常編〜リング争奪戦

□標的11-undici
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―隼人、今どの辺?






レナさん!実は―…ツーツー







合流しようとツナに電話したが繋がらなかったので隼人に連絡をすると声がした直後凄い爆発音がして通話が切れてしまった





今の爆発音って…









―千里眼






目を瞑り再び目を開けると瞳が紅色へと変わった







「(沢田綱吉へ目標…)」








千里眼を発動しツナを確認すると案の定ピンチだ









補佐役が遅れちゃだめよね…待っててツナ







レナはフルスピードの瞬身術を駆使しツナの元へと飛ばした























(居た…)















―今日のところは大人しく…帰るわきゃねぇぞぉ!




ツ「ぎゃっ」







ツナを掴む男に向かってレナは刀を振りかざした














ギンッ―















ス「てめぇ…何のつもりだぁ」













気配に気づいたスクアーロはツナを放り投げレナの刃を受け止めた







『…久しぶり』








ツ「うっ…レナちゃん?!」







バ「!?」






ディ「あいつは紅雷?!」






いきなり現れたレナの姿にツナ達は驚いた






ス「う゛おぉい邪魔すんじゃねーぞぉレナ!」







そう言い斬撃を放つスクアーロの猛攻を受け止めレナも反撃を繰り返した





『それは出来ないわ…ツナから手を引いて』






ツ「(す、すごい…俺じゃ全然相手にならなかったのに互角に戦ってる…)」




側で見ていたツナは腰を抜かしていた









ス「ちっ…」





相手がレナじゃ埒があかないと舌打ちしスクアーロは仕込み刀から爆薬を放った





ツ「うわっ」






『−!』





仕込み刀の爆薬に気付きツナとバジルを守るようにガードした







ディ「お前達大丈夫か!?







跳ね馬…







『…二人は大丈夫です』








ディ「すまん…。だが何故あんたが日本に?」






それにその制服って…とディーノは状況が理解できず驚いていた







『9代目の命によりツナの補佐役をしてます』













爆風で汚れた制服を手ではらい刀を鞘に戻すと直後煙の中からボンゴレリングが入っている箱を手にしたスクアーロが現れた










ス「貴様とレナに免じてこいつらの命はあずけといてやる。…だがこいつはいただいてくぜぇ」









ディ「なっ」


バ「ああっ!ボンゴレリングが!」


ツ「ボンゴレリング…?」










ス「う゛お゛ぉい!」




驚いているディーノ達に向かって再度剣を振った











『−!』







しまった二度目があると思わなかった!















「「うわっ」」












『ケホケホッ』










幸い起爆性のない煙玉だったが予想外の攻撃にせき込んでいると突然身体が宙に浮いた








ス「後…こいつも頂くぜぇ!じゃあなぁ!」






ツ「レナちゃん!」






ディ「くっ…待て!」











『スクアーロ?!』











ス「落とすぞ、じっとしてろぉ…」















煙から出たときは既にツナ達の姿が見えなかった
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