日常編〜リング争奪戦

□標的12-dodici
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おかしい…全然手ごたえがない処か研究員がほとんどだ










『もう戻っていいわ、ありがとうね』










―ガウッ!







敵があっさりとやられていくのに違和感を覚え口寄せを解き地下へ向かい両手で刀を握りしめドアを蹴り飛ばし中に入ると一人の研究員が居た

















「おや…?」







『あなたもここのファミリーの者?』







「さようでございます。わたくし六咲ファミリーの幹部を務めさせていただいております」







『そう…』









興味無さそうに返事をしてレナは刀を構えた








「物騒ですねぇ…」








微動だもしない男に不気味な感じがしたレナ距離を取り千里眼を発動すると眼の変化に気付いた幹部は注射器を取り出した






「その眼…珍しい代物ですね。是非コレクションさせて頂きますよ」










『…させない』







この後注射器を使い肉体強化をするのがわかり注射器を所持している左腕を斬り飛ばした








「ぐああっ!…ふふっ、紅雷は本当容赦のない方だ…」






腕が飛び血しぶきがまう中不敵に笑っていた








『どういう…っ…何…?』





突然目立った傷はないのに左腕が痺れて始めくらりとしたのを確認した相手は怪しく笑った











「私の能力は、負傷した際相手にも同じ個所を毒に感染させるのですよ…遠距離攻撃でもね。まぁ、毎度命がけなんですけどね」












―厄介な能力ね…油断した








刀をしまい片手で印を組み分身術を作り幹部の息の根を止めると同時に分身術が苦しみ消滅した






解毒しなきゃ…







よりにもよって注射器型解毒剤を置いてきてしまったため急いで戻らなければならず
他に人の気配がないのを確認し左半身から麻痺してゆく身体を引きずりながらその場を後にした
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