日常編〜リング争奪戦

□標的23-ventitré
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それからというものスクアーロと武、二人の刃が幾度となくぶつかり合う姿を観覧席から見ていたレナはモヤモヤしていた






日頃からスクアーロと手合わせをしているレナは彼の剣術を熟知しているため
武に対して大分手加減しているのが分かったためだ







そりゃあ武にも負けてほしくないけど…ちょっとお遊びが過ぎるんじゃないの?と思いながら隣に居るザンザスを見ると彼もまた退屈そうにしていた








X「…おい」





『…?』






X「…あのカスは勝つのか?」











えぇ…それって言ってもいいのかな











『きゃっ?!』











どうせ知っているんだろうという顔をされどう返事をするべきか迷っていると
痺れを切らしたザンザスに腕を引っ張られ彼の胸へと飛び込むとお酒の香りがした








もしかして酔ってらっしゃる…?







X「酔ってねぇ…早く言えカス」






『それは…』






何を考えているのか分かったような返事が来て顔を上げるとザンザスと目が合い全て見透かされたようで解放された






X「ハッ…分かりやすい面しやがって」

























レ「おのれぇぇ…」








レヴィはレナを恨めしそうに見ていた







ベ「ボスが人前でとか珍しいんじゃね?」






マ「そうだね」









リ「随分仲が良さげじゃねぇか」






ツ「でもレナちゃんは慣れている様子だよね…あの人の事、怖くないのかな」






そういう関係なのかな…とツナが呟くと
レナはオレの愛人候補だ、それは許さねぇぞと冗談に聞こえないトーンでリボーンが反論していた
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