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□never
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俺は万事屋に来ていた。

「珍しいね。沖田君が依頼しに来るなんてさ
で、どうしたの?」

いつも通りの笑顔がやけにウソっぽく見えた。


「旦那ァ、土方さんに会うのやめてもらってもいいですかィ?」

旦那の顔から笑顔が消えた。


「・・・へぇ。沖田君知ってたんだ。俺たちのこと」


「あんなに傷だらけで帰ってきたら
誰だって分かるでしょう?」


「傷だらけ?あれは愛の証じゃん。
沖田君には分かんないかなぁ」

分かるわけない。いつもいつもボロボロで帰ってくるくせに、呼ばれればまた嬉しそうにこの人のところへ向かう土方さんの気持ちが・・・

「それで?あいつに会うなってのが依頼なわけ?」


「俺にできることなら何でもやりますぜ。
悪い話じゃねぇでしょう?」


旦那は土方さんのことを好きなわけじゃない。
それはあの人だって分かってるはずだ。



「じゃあ、死んで。っていったらどうする?」
旦那が不敵な笑みを浮かべて言った。


俺は刀を抜いて自分にむけた。
「それで土方さんと会うのをやめてくれるんならホントにやりやすぜ」

「何であいつのためにそこまですんの?」

「旦那には一生分かんないでしょうねィ」

傷つけることしかしない旦那には。


「ふーん じゃあ会わないって約束する。
でも報酬は沖田君の命じゃない。」


「何がほしいんですかィ」
どんな事を言ってこようと断る気なんてない。
土方さんをあれ以上傷つけたくない。
たとえ土方さんに恨まれたって。







「じゃあ・・・沖田君がほしい。」
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