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□かくしごと
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屯所に帰るとすぐに土方さんの部屋へ向かった。

別に機嫌取りに行くわけではなく、ただ顔が見たくなったから。




「総悟遅せぇよ!どこ行ってた!」
部屋に入ると急に怒鳴られた。


「まだ10時半じゃないですかィ
ガキじゃねぇんですぜ」

「バカ!そういうことじゃねぇよ。
あの天パ野郎とずっと一緒だったのか?」


やっぱりそこか。


「土方さんの心配するようなことはないでさァ。俺は土方さんだけが好きなんでィ」

心からそう思っている。
旦那のことなんて土方さんといる時は頭の隅にもない。


なのに湧き出てくる感情がある。



土方さんはそれでも眉間にしわを寄せたままだった。


「俺もう旦那とは会いません。
連絡だって取りません。だからそんな顔しないでくだせェ」


土方さんを失いたくない。
その一心だった。


「本気で言ってんのか?お前あいつに懐いてんだろ?」

「そのせいで土方さんを嫌な気にさせるなら、旦那なんてどうでもいい」


「総悟・・・」

土方さんは俺に優しいキスを落とした。
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