ラビュ嬢学パロ

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俺は不幸だ。
日本一。世界一。宇宙一。

グルグル…
ピタッ!

今俺は晒を巻いている。
何でかって?

男装する為に。

目の前にあるのは男子様のブレザー…

本当ならスカートだったのに…。

制服が可愛いから頑張って頑張って入学したのに、男子様か…

「はぁ…」

まぁ、どうせ転校生なんて誰にも相手にされないだろ。

…制服…着たかったな。

つーかバレそうだが…平気なのか…?

母さんもあんな言葉を…

---二年前---
「母さん…」

「ユウの事は私達に任せて…」

「ま、まま…」
「なあに!?」

「ユウの…事を…」
「大丈夫…任せて…」

「この…掟を…ユウに…守らせて…」

「母さん…母さんっ…」

「ユウ…強い…人に…誰にも頼らず…」
「……そんな事っ…言うなっ母さん!」

「愛してるわ…」
「…っ!!」

---回想終了---
なんて事があった…ちなみにその紙には

神田家の家訓
1強い子にする
2優しい人にする
3人の事を考える人にする
4最後まで諦めない人にする
などと、小学校の学級目標の様だったが…一番最後が問題だったんだ。

10女だった場合、15歳から20歳まで男として育てる

だった。
俺の母親は、流石に…と思い、10だけは外して育ていたらしいが…

お祖母さんとお祖父さんは、馬鹿正直に信じ込み今に至る。

(弁解はしたのだが聞いてもらえなかった。)


そして俺の1日は終わり、地獄がやってきた…
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