続・妄想

□これまでの …媚薬編
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この頃、銀時と坂本は既に身体の関係を持っていた。もちろん、好き合っている上でだ。
そして、しょっちゅう宇宙を飛び回っている所為か、地球では刺激が薄れてきたらしい坂本は妙なものを持って来るようになった。

その一番始めが媚薬だった。
それは、銀時が知らないうちに銀時のいちご牛乳の中に混入させられた。


――――


「金時ー、わしじゃー、開けてくれー」

「うるせェよ!!叫ばなくてもココ押せばいいだろ!!近所迷惑だから!!」


ピンポンピンポンピンポン!!

銀時は三回程チャイムを押してみせた。


「銀時、うるさか。早う中に入れて欲しいぜよ」

「何なんだよお前…」


もう何度も万事屋を出入りしている筈なのに、二人は何度も玄関口で誰も見ていないショートコントを繰り広げる。
中に入って、とりあえずは一息つく為に銀時は坂本にお茶を出した。そして自分には、いちご牛乳を持ってきた。
他愛もない最近起こった出来事などを話していたのだが、坂本はいつ銀時の体内に媚薬を入れ込もうか、ずっと考えていた。すると。


「ちょっと悪ィ、小便」


本当に都合の良いナイスタイミングで銀時が席を立ったのだ。


「…奇跡じゃ」


これから虐めさせてもらう銀時に感謝しつつ、坂本は飲みかけのいちご牛乳にそれを入れた。本来は天人に使用するらしい粉末状の媚薬。人間では感じ方が尋常じゃなくなるらしい。
今日は試しに、と、ほんの少しだけを投入しておいた。あんこの甘さを引き立てる塩と同じくらい、ほんの少量。快感が何倍にも膨れ上がる分、効果が出始めるには時間がかかるらしいので、銀時がいちご牛乳を飲み干したのを見届けてから、二人で風呂に入り、それから銀時を組み敷いた。
銀時はまだ平気そうだ。
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