短編小説@
□ツンデレ彼女
1ページ/5ページ
俺の彼女、霧生翼はツンデレだ!
「なぁ〜なぁ〜、聞いとる?」
「聞いてるわよ」
「じゃあ、言って」
「嫌よ!」
「なんで〜!!」
「嫌なものは嫌なの!」
…といった感じ。
さっきからずっと、俺はあることを翼にお願いしとる。
好き。
その一言が欲しい、と。
でも、翼は言ってくれへん。
付き合って1年。
ようここまで来れたと思う。
それは、俺が翼を愛しとるから。
告白したのも俺。
翼は付き合ってくれたけど、あの一言を貰っていない…。
好き、その一言が欲しい。