アロマテラピー徒然

□私のお気に入り&オリジナルグッズ
6ページ/14ページ

ナチュラルフレグランス

 要するに、精油で作る香水である(笑)。
 香りを漂わせるものなので、他のアロマテラピーグッズに比べて、精油の含有量が多いです。なので、よくプレゼントに利用したり、頼まれて作ったりしたときは、注意事項を書いた紙を添えるようしています。

 精油とエタノールがあれば、自在に香水が作れます。濃度(賦香率)も思いのまま。
賦香率によって、だいたい以下のように分けられます。
  15〜30% パルファム
  10〜15% オードパルファム
  5〜10% オードトワレ
  2〜5% オーデコロン

 私がよく作るのは、エタノール15mlに、精油20滴、賦香率6.7%のオードトワレです。ほんのりと薫るくらいが使い易いので。他人にも迷惑かけませんし(爆)

 作るときはイメージを決めて、それにあったメインの精油を2〜3種チョイス。蓋を開けて、鼻の前で回して、イメージチェック。その香りを元に、「足したほうがよいかな」という精油をいくつか、頭の中で選んでおきます。

 瓶にエタノールを計って入れ、メインになる精油を全体の半量弱(全20滴なら8〜9滴)を目安にブレンド。
 よく振って、ごく少量を試香紙につけて、香りのチェック。バランスがとれていたら、そのまま滴数を増やし、なにか物足りなければ、違う精油を足します。
 このとき欠かせないのがコーヒー。嗅覚は、疲弊しやすい感覚なので、同じ香りを嗅いでいると、なんだか、判らなくなっていきます。なので、手直ししたあと、嗅いでチェックする前に、コーヒーを一口飲んで、しばらくその香りを楽しみます。そして、試香紙を嗅いで、また手直し。それを繰り返します。
(フランスで様々な蔵のワインの出来をチェックする際、嗅覚をリセットするのに、自分の脇の下の臭いを嗅ぐというのを、以前TVで観ました)
 それでも、途中で判らなくなったりしますので、メインの精油をブレンドした状態で一晩置き、翌日、少し手直ししては、また一晩……それを繰り返し、「大体いいかな?」になったら、2〜3日放置。香りの感覚が完全に抜けた状態で、もう一度チェック。
 そんな風に、まったくのオリジナルのものは、時間をかけて作ります。
 一応、トップノートとか、ベースノートとかも考えながら、調整します。が、いい香りになっていれば、あまりこだわりません。

 ただ、始めからまったくのオリジナルというのは大変でしょうから、なにか本を参照されるとよいでしょう。
 私が参考にしていたのは、「私だけの香りをつくる」 鈴木理恵 監修 雄鶏社です。現在は、濱中理恵さんですが。ただ、本のものをそのまま真似るのではなく、ちょっと自分好みにアレンジされるとよいです。
 いろんな本を読んでいると、「あ、この人、この精油が好きなんだな」というのが、必ずありますので。
 「私だけの香りをつくる」は、香りのまとい方、使い方、マナーなども解りやすく書いてあって、ずいぶん勉強させていただきました。

 精油で作った香水は、ものによっては、化粧水の素にもなったり、入浴剤にしたりもできるというのも、改めて確認できましたし。

 なお、オリジナルフレグランスは、ブレンドが終了してからも、「〜に似合う香りになーれ」と、1週間〜1ヶ月、そっと振ります。
それが一番のポイントかな。

 香りは変化しながら、5年くらいは香ります。柑橘系は飛んでしまいますけどね。

(2007.10.10記)



私のお気に入りグッズ 目次
アロマテラピー徒然 目次
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ