アロマテラピー徒然
□ひとりよがり書評
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びっくり効果 香りの実用集
森田洋子 著
(株)青春出版社 発行
1992年7月20日 第1刷
B6版ハードカバー
1000円
ポプリの本を一通り買い終わり、本格的なアロマテラピーを始めた頃に買った本です。
サブタイトルには、「消臭・美容・リラクゼーション・疲労回復」とあります。
今、見ると、タイトルにびっくりしますね(笑)。
内容は、以下のようになっています。
第1章は、消臭(体・住居)と防虫・防獣。および、暮らしの中での香りの演出
第2章は、心身のトラブル。特に体・肌のトラブルへの対処が多い。
第3章は、ハーブティーやお酒、料理への使用法と香水など、香りのおしゃれ。
芳香としての使い方よりも、消臭としての使い方に重きを置いているところに、世の中に、アロマテラピーが浸透していないのが見て取れます。
ハーブ(植物)の使用がほとんどですが、ハーブの一形態として、精油が登場します。
ただ、シトロネラを刺された時に皮膚に塗るとかゆみは止まるし……等という記述もあり、アロマテラピーを知らない人が、読むと、原液で使ってしまいそうだなー(苦笑)と思います。
一応、章だてされてますが、分けられてるようで分けられてない部分もあります。特に、お酒に漬け込むタイプのもの。
これは、食べる楽しみでもあり、薬酒ですから、分類は難しいですね。気持ちは、よく解ります。
今みると「?」という部分が無きにしもあらずですが、本を買った当時は、「こんな力もあるんや〜」とワクワクしたのを覚えています。いろいろな生活の場面に、どのように植物が役立つかを、具体的に教えてくれたのも、この本。今でも、なかなか、役に立ちます。
「ハーブは構えて使うものではない。もっともっと身近なもの」というのを教えてくれました。
私の、生活密着型のアロマテラピーの下地を作ってくれたのは、この本かも知れません。
絶版だと思いますが、見つけたら、ちょっと御覧になるとよいかも知れません。
[独断評価]
雑学度 ☆☆☆☆☆
家庭度 ☆☆☆☆☆
検定対策度☆
インスト試験度☆
セラピスト試度―
講座貢献度☆☆☆☆
カウンセリング度☆☆
お楽しみ度☆☆☆☆
精油情報度☆
難易度 ☆
よって、こんな人に特にお勧め
◎アロマ検定1級合格程度の基礎を持ち、家庭で化学薬剤をあまり使いたくない人。
◎ハーブのインストラクターをなさっている方
◎話の種が欲しい方
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