同居
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氷帝学園中等部。
私が通う超お金持ち学校。
何故私が通えているのかも解らないくらいの豪華な所に私は転入した。
ここはテニス部が有名らしい。
2年である私と同じクラスにはその有名なテニス部はいない。
とても好都合だった。
目立ちたくないし。まだ転入したばかりで部活には所属していない。
今日見学した美術部がいい雰囲気の部活だったので、そこにしようと思う。
部活も決まり、少し気分が高揚しているのもも、天気は生憎雨。
私が住んでいるマンションは学園から結構な距離があるので、傘を指していてもある程度は濡れてしまう。
少し本降りになってきたので、丁度近くにあった公園で雨宿りをしようと少し足早に動き出す。
雨の時は走っても歩いても濡れる量は変わらないらしいからなんでもいいや。
そんなことを考えながら公園に一歩踏み出した瞬間だった。
血だらけで横たわる少年を見つけたのは――。
ずぶ濡れと公園
(嗚呼懐かしい)
(衝撃的な出会い)
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