腐りかけ?いえもう腐ってます。

□5話 私は変な所で運が悪い
1ページ/9ページ




えー、何かよくわかんないけど一応編入試験は合格しました。


ほんと良くわかんないです。



んで今担任の先生にクラスまで連れてきてもらってる所です。




出来れば幸村さんと同じクラスだといいなあ!



そして真田さんは却下の方向で!






「はい、ここがこれから成宮さんが過ごすことになる2年A組です。

面倒だから一緒に入ろうね」






「分かりました」





ガラリと扉を開けて中に入る。







「はい皆静かにー、転校生でーす。

成宮早苗ちゃんだよー。

仲良くしよーねー」






ちらほらと聞こえてくる返事。




その中にものすっごい野太い声が混じってるのを聞きたくなかった。





「…成宮、か?」




「……お久しぶりです、真田さん」







5話 私は変な所で運が悪い












おかしいな!


普通こういうのって
『お、お前ら知り合いなのか?
なら席近いほうがいいな!』ってなるもんでしょぉぉぉお!?




何でよりにもよってあんな遠いのぉお!?


真田さんでもいいから近くにいて欲しかった!








「お、おとなり失礼します…」





「おお!可愛いね転校生ちゃん!

あたし、萩原命! 一応女だよ!

宜しくね!」




あ、このテンション無理。





「宜しくお願いします…」




「あっはっはっは!

同級生なんだから敬語は無しね!」





「先生席替えをしてください今直ぐに!」






「あーはいはい。

またいつかね」






流された!

なんて酷い教師だ!






「もう…、泣きたい…」



「あたしの胸で泣きなさい!」



「全力で拒否させて頂きます」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ