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□同調、できちゃった
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「…忍足」
「な、何や…?」
ずもももも←効果音
「イヤそれホンマに聞こえとるで!」
「貴様は助手をクビだ!
代わりに…そうだ!
若ー!」
「ハイなんでしょう」
「流石若。
来るのが速いな」
「いえそれほどでも」
勝手に2人の世界を作り上げている。
決してそっち系ではない←
その傍らで唖然としている忍足に、向日は声をかけた。
「な?年に一回はこうなるんだよ」
「岳、人…」
もう泣きそうな忍足がぺたんと座り込んで上目遣いで向日を見る。
忍足もそれなりに遊びたかったのかもしれない。
その行動を見て向日は、
「うっひょーう!亮!
俺もまーぜてー!」
暴走した。
それほど忍足の上目遣いが嫌だったのであろうか。
そのことを考える暇もなく宍戸の方へ走り去って行く向日。
その向日の意外な行動に忍足は硬直していた。
「あ−…。
2人ともなっちゃったのか〜」
「ジロー…、か?
今日は随分起きるん早かったな」
「俺の中の熱い魂が疼いてるんだC!」
「………………。
よし分った。
ちょおまっとれ。
今すぐ跡部の氷の世界で冷やしたるさかい」
「低温火傷にしてやろうじゃねーの!!あーん!?」
「Σ景ちゃんまでおかしなってもうた!」
ゴゴゴゴゴ←効果音
芥川と跡部は見つめ合う。
そして次の瞬間…
ガシィッ!
「宍戸たちに負けてらんなEよね!」
「今すぐ同調について調べるぞ!」
新たな探偵事務所が設立した。
「もう、俺泣きたい…」
忍足、どんまい。