短い妄想物語
□あなたのぬくもり
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「It's so hot in here!!
(この教室暑いわね!!)」
そう言って先生は冷房の設定温度を下げた。
節電なんかおかまいなしの18℃に設定する。
「やっぱり外国の人って体感温度が違うのかなぁ?
今日そこまで暑くないよね?」
私は隣に座っている彼に聞いた。
「そうだな。
だってこのパーカーでちょうどいいくらいだし」
そう言って薄めのパーカーをつまむ。
今は大学の講義中。
彼とは同じ学部だから一緒に講義を受けている。
高校と違って
カップルで一緒に講義を受けていても
誰も冷やかしたりしない。
彼と同じこの講義は私のお気に入りの授業。
もちろん内容もおもしろいんだけどね!
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