短い妄想物語

□妄想ストーリー
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「好きです!付き合ってください!」

「え…?」

グループデートの帰り道。

二人きりになった瞬間。

私は彼に告白した。

私の突然の告白に驚く彼。

そして沈黙。

ダメかな…

「ご、ごめんいきなり。
言うなら今しかないと思って…
ダメならダメって言って」

再び沈黙。

私は沈黙に耐えられず
その場から逃げようと走ろうとした。

「待って!」

彼が私の腕をつかむ。

「俺も好きです」

「ホント?」

「いきなりだったからびっくりしちゃってさ…
返事しようとしたら走ろうとするし」

「だってダメなのかと思って…」

「ダメじゃないよ。
改めていうね。
俺も好きです。
俺と付き合ってください」

「はい!」

「俺が言い出すタイミング見計らってたら
いきなり言われちゃうんだもん。
びっくりしたよ」

ぎこちなく私を抱きしめる。

「これからよろしくな」

「わっ私もよろしくお願いします!」

「家まで送ってくよ」

ほら、と出された手を握る。

私幸せだなぁ…


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