短い妄想物語
□いちご
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今日は学校の遠足でいちご狩りに来てます!
一時間食べ放題だから
いっぱい食べまくるぞー
「このいちごめちゃおいしそう!
いただきますっ」
言うがはやいが真っ赤ないちごを頬張る。
甘酸っぱい果汁が口に広がる。
「おいしー!!」
「それ私も狙ってたのに!」
友達が恨めしそうに私をみる。
「はやい者勝ちだよ〜ん」
「そうだ!いいこと思いついた!」
友達がいきなり大声を出した。
「何!?いきなりおっきい声出さないでよ〜」
「この前あんたいちごならいくらでも食べれる〜
って言ってたよね?」
「うん!だっていちご大好きだもん」
「じゃあさ、あんたの片想いしてる彼に
『私と大食い競争しない?』って聞くのよ」
「なんで?」
「勝ったらお互いの言うことを1つ聞く
ってルールにすれば勝ったら彼にお願い事できるじゃん!」
「ナイスアイディア!
彼も大食いだからのってきそう」
「決まりっ。
はやく彼に言ってきて!」
「はーい」
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