短い妄想物語

□スーツの破壊力は凄まじい
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今日は大学の入学式!

憧れの大学生になれるのー!!
私も彼氏も無事第一志望の同じ大学に進学することになった。

新品のスーツを着て、
髪の毛も少し大人っぽくして
よしっなんとか大学生に見えそう!

彼とは駅で待ち合わせ。

少しはやかったかな…?

「ごめん、待った?」

後ろから声がした。

振り返りながら

「私も今来たとこ…っ!?」

語尾が上ずってしまった。

だってそこには…

スーツを着た彼がいたんだもん!!

似合いすぎててやばい!!

かっこいい…

「おい、大丈夫か?」

「あ、だ大丈夫です!」

全く大丈夫じゃない。

鼻血が出そうだよ!!

「じゃあ行こうか」

制服がブレザーだったから
スーツもそんなに変わんないだろうなって思ってたのに…

なんて言うか…

すごく大人っぽい…

「さっきからどうした?
なんか変だぞ?
顔赤いし。体調悪い?」

「や、あのね、ちょっと予想外だったっていうか…」

「予想外?」

「…予想外にスーツが似合いすぎてて
かっこよかったの!!」

きゃー言っちゃった!!

恥ずかしい…

「…お前もスーツ似合ってるよ。
大人っぽい」

気がつけば二人とも顔が真っ赤。

彼が照れ隠しに時計をみる。

「あ、はやく行かないと入学式遅刻だぞ!!」

私の手を取り、走り出した。

大人っぽく見えてたんだ…

よかったぁ。

照れる彼もみれたし、
褒められたし大学生一日目からいい感じ!

きっとこれからの大学生活も楽しいものになる!

っていう予感がした。

4年後の卒業式でも彼と一緒にいられますように…


拍手ありがとうございます!

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