12/11の日記

09:15
おはようひじおき
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@hjok_shumari: おはようございます。昔の女から来た誘いのメールを総司に見られてしまいました。「おまえだってしょっちゅう誘われてんじゃねぇか」と言ったら「しょうがないでしょ顔がいいんだもん」と言うので「しょうがねぇだろ俺だって顔が良すぎたんだ」と言ったら肘鉄で三段突きを食らった土方歳三28歳です。

@hjok_shumari: おはようございます。土方先生の浮気を責めたら顔が良すぎるから仕方ないと自慢されました。僕よりも!良いと被せてくる辺りが癪に触って肘鉄を食らわせたのですが、反省の色がないので今夜油性マジックで大事なところに自慢の良すぎる顔を描いてあげようと思う沖田総司16歳です。

@hjok_shumari: おはようございます。昨日の放課後土方先生といい雰囲気になったのに邪魔が入って台無しでした。イライラするので早めに登校していいことしようかなと思ったのですが、どう切り出そうと悩む間も無く入るなり押し倒されて鉄の理性どころかこの人に理性なんて存在しないと再認識した沖田総司16歳です。

@hjok_shumari: おはようございます。昨日準備室で盛り上がってしまいおっ始めた瞬間原田がやって来て総司はものすごく不機嫌なまま帰ってしまいました。今朝も邪な気持ちを引きずりつつ早く出勤したのですが総司の奴も早く来たらつまり続きをしようってことかと期待している土方歳三28歳総司が来たのでまた後ほど!

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09:14
いろいろ詰め合わせ
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@hjok_shumari: あの人が出張に出てもう一月。家に帰ると珍しく手紙が届いていた。封を破ると紅く染まった落ち葉が一枚と、嗅ぎ慣れたタバコの匂いがふわっと溢れ出てきた。あの人の吐息を感じるようで、すうっとそれを吸い込む。僕の匂いも届くんだろうか…そう思って翌日僕も自分の空間をポストに投函した。 #土沖

@hjok_shumari: 最後の最後の別れ際、向けられた背に僕は言った。「あなたのこと、ほんとは嫌いじゃなかったですよ」それに返事はなかったけれど、振り向かずに去ったのがあなたの優しさであり弱さだなんて、ちゃんとわかっていましたよ。ただせめて僕が消えないように、最後に言葉にしておきたかったんだ。 #土沖

@hjok_shumari: 仕事帰りにスーパーに寄ると、見切り品のワゴンの中に千歳飴を見つけた。気付けばもうそんな時期を過ぎていたかと近寄ってみると、棒状の飴の二本入った袋にはあの、ペコ(敬称をつけるつもりはない)とかいうキャラクターが着物を着て描かれていた。ということはこれは総司の好きなあれなのだろうか。

@hjok_shumari: 総司はこのペコの絵の丸い飴が好きだ。なんの拘りかわからないがよく今日こそ最後まで噛まずに舐めると宣言してはすぐに噛んでしまい、歯に詰まったと言って爪でカリカリ取っている。これはそのペコの飴の棒版なんだろうか。だとすればあいつはこれが好きに違いないがこのペコの顔が気に入らない。

@hjok_shumari: 総司は白い食べ物より赤い食べ物を好む。見ればこのペコの千歳飴も紅白と書いてあり一つはイチゴ味のようで、だとすると奴はまず間違いなく白い方を一旦俺に寄越し赤い方を食べてからやっぱり白いのも食べると言うだろう。そこまでわかっているのだから買いたい気持ちはあるのだがこれは見切り品だ。

@hjok_shumari: 俺はこれまで見切り品のワゴンに手を出したことはない。別に安い物に頼らずとも金に困ってはいないからだ。これを手にしたら負けの気がする……見ろ、このペコのしてやったりという悪そうな笑顔。これを買うということはつまり敗北を意味する。見切り品のペコなどこの俺が手にするようなものではない。

@hjok_shumari: ワゴンを睨む俺の横から一組の親子が手を伸ばし、ペコの千歳飴を一つカゴに入れた。子供は小躍りして喜び、僕赤い方ねとはしゃいで母親の腕に纏わり付いた。……俺は見切り品のペコに負けた。いや、ペコに負けたわけではない。総司の喜ぶ顔に比べたら見切り品のペコを買うくらいなんだというのだ。

@hjok_shumari: 翌朝準備室のテーブルにペコの千歳飴を置いておいた。おはようございますと眠そうに入ってきた総司を振り返りもせず仕事に集中しているふりをした。総司はすぐに飴に気付いてソファに腰を下ろし、ペコの絵の袋をあちこちから眺めているようだった。「これどうしたんですか?」これか!だよな!これな!

@hjok_shumari: 危うく俺の方が小躍りして纏わり付きそうになったがすんでのところで思いとどまった。努めて冷静に「安くなってたからよ。好きだろ」と言うとあいつは自分のものだと判断したのかガサガサと開封し始める。別にそんな気になんねぇけど!という態度で振り向くと、総司はやはり赤い方の飴を握っていた。

@hjok_shumari: 「僕こっちがいいです。土方せんせは白い方ね」バッケロゥ!両方おまえんだよ!!と思いながらも好きにしろと言うと、あいつは個包装の袋を破って赤い方の飴をぺろぺろと舐め始めた。ぉおおおこれはどういう眺めだ……いやらしい音させやがって。クソッ……ペコめ、なんて舐め方をさせやがる。

@hjok_shumari: ちゅぽんちゅぽんと卑猥な音をさせて総司は一生懸命舐めていたが、なかなかどうしてその飴は減らなかった。予鈴が鳴り、仕方なく飴を袋に戻すと後でまた舐めると子供のようなことを言って立ち上がる。待て待て待て、喜びの舞はどうした。まだ俺は纏わり付かれてねぇぞ!?そう思った時だった。

@hjok_shumari: 総司の手が俺の肩に置かれ、ふっと顔が傾いて唇が重なった。溶けた飴のたっぷりついた唇は甘く、顔が離れると同時に2人とも自分の唇を舐めた。「なんか……変な気分になる」そう言い残して準備室を出て行く総司の背を見送り、思いっきり変な気分にさせられた俺はあいつの置いていった舐めかけを見た。

@hjok_shumari: 小学生の頃好きな子の縦笛をこっそり舐める奴がいて問題になったものだが当時全くわからなかったその気持ちを今更わかってしまった俺はどうしたらいいのだろう……待て、やめろ…舐めたらアカンという歌が頭を回る。やめろ……!
この後俺が総司の舐めかけをどうしたかは御想像にお任せする。 #土沖

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09:13
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@hjok_shumari: 屯所を移転することになった。幹部は外に家を持ち女性を囲っていいと聞かされ、それを言い出したのが土方さんだと知って好い人でも出来たかとほくそ笑んでいた。ところがある日あの人は言った。「祝言は落ち着いてからになるが…悪いな」千鶴ちゃんと僕は真っ赤になって、だけどそっと手を握り合った。@hjok_shumari: サイトの沖千「千々にみだれる」のその後。

@hjok_shumari: 今年の冬も平助と僕は一緒にいた。千鶴ちゃんと別れてからあの子は恋をしない。彼女は結局中退して左之先生の赤ちゃんを産んだそうだ。
テレビを観ながらスマホを気にする平助を見てふと思った。「彼女でもできた?」真っ赤になって否定されたけど僕は早く、彼に一番幸せになって欲しいと願っている。@hjok_shumari: サイトの「手のひらの熱を」その後でした。土方先生はこの時期忙しくて総司くんほったらかし

@hjok_shumari: 土方さんはあまり有権者への挨拶回りをしない。時間ができると繁華街に出向き、道端に屯す若者に声を掛けて最近流行りの薬物を見れば遠慮なく叱る。自らの過ちで大切な人と引き裂かれる辛さを語るあの人の背中には、昔は翔べない黒い羽根が畳まれていた。僕には今はそれが、白い大きな翼に見えるのだ。@hjok_shumari: サイトの「ストックホルム恋歌」のその後。国会議員として活躍する土方くんと秘書の沖田くん。

@hjok_shumari: 総司と再会して以来、俺が守ってやらなくてはと常に必死だった。どんな向かい風にも1人で立ち向かおうとしていたが、ある時不意に抱き寄せられて思考が何処かへ吹き飛んだ。総司の胸は広く温かく、大丈夫と囁かれた瞬間不安定だった小さな鉢は割れて、並んで大地に根を張る自分たちが見えた気がした。@hjok_shumari: サイトの「ストックホルム哀歌」のその後。自分を鉢植えだと言った土方くんが宿り木から大木へと成長した沖田くんに鉢を割られた瞬間

@hjok_shumari: 御予約が一杯だったある日、店に一本の電話が入った。土方部長の取引先の人だとかで、何とかこれから予約を捻じ込んで欲しいとのこと。あの人の顔を立てて受けたけれど、後から知った土方さんの怒りようったらなかった。特別扱いされていいのは俺だけだ!なんて、その理由はすっごく可愛かったけどね。@hjok_shumari: サイトの「堕ちた雫」のその後というか日常。美容師沖田店長とお隣の会社の土方部長

@hjok_shumari: 大学のオープンキャンパスに薄桜学園の後輩達がやってきた。引率はなんと土方先生。たぶん僕の方が先に見つけて、斎藤くんとにこにこ見てたらあの人ったら気付いた瞬間明らかに身を乗り出した。いいからいいから来なくって!家に帰れば会えるのに、あんな嬉しそうに笑みを堪えられたら照れるんだけど!@hjok_shumari: サイトの看板「Tell meシリーズ卒業後

@hjok_shumari: 今日は同期の飲み会に出ていた。迎えに行くと言われたので帰ることを告げ、外に出ると総司を一目見ようと全員が後に続いた。かつてここに参加したことのあるあいつはもう小柄ではない。運転席に座る総司の抜きん出た容姿に全員が息を飲み、他の奴じゃ釣り合わねぇだろと笑いながら俺は助手席に回った。@hjok_shumari: サイトの「Lovers again」のその後。総司くんと付き合ってることを土方先生が公表した後の忘年会。

@hjok_shumari: 今朝から総司の姿が見えず、方々探し回ってやっと見つけた。芹沢さんの墓の前で手を合わせるあいつの傍らにはいつか見た二羽の雀が仲睦まじげに寄り添っている。そういえば今日はあの人の月命日か……。こちらに気付いて歩き出した総司の後ろで、雀たちは墓前に供えた饅頭を美味そうにつついていた。@hjok_shumari: リクエストでサイトの「すずめのおやど」のその後。

リクエストあればまだまだ書きますのでよろしくお願いします\(^o^)/

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