01/01の日記

02:34
年末年始おはよう土沖
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@hjok_shumari: おはようございます。昨日カニと栗金団と黒豆と茹で小豆と甘酒を買ってきました。午後には総司が来るはずなので解凍したり汁粉や甘酒を作ったり忙しくしています。以前アイツにエプロン似合うと言われたので外すのを忘れた体を装って着けておこうと目論む土方歳三27歳、今年もお世話になりました。

@hjok_shumari: おはようございます。今日からしばらく土方先生の家に泊まります。除夜の鐘を聴きながら鐘ではなく僕を突きまくるであろうあの人の煩悩のうち107くらいは僕のことだと思うので、来年もいろいろ気付かぬフリをしてカッコつけさせてあげようと思う沖田総司16歳、皆さん今年もお世話になりました。

@hjok_shumari: あけましておめでとうございます。土方先生に年越し蕎麦とうどんどっちがいいかと聞かれたので普通は蕎麦でしょと答えたら、細く長くより太く長い方がいいだろと言われました。この人きっと僕がいなくちゃ年も明けないと思いつつ、やっぱり蕎麦を選んだ沖田総司16歳です今年もよろしくお願いします。

@hjok_shumari: 明けましておめでとうございます。総司とは太く長く共にと願い年越しにうどんを提案したのですが、あっさり却下されてしまいました。お笑い番組を見ていたアイツは「いつもそばにいるから」と呟くと蕎麦を啜り始め、驚いたものの最後の最後まで本当にいい一年だったと嬉しくなった土方歳三27歳です。

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02:32
函館での妄想続き
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@hjok_shumari: 雪化粧の五稜郭を歩き、市街に向かう橋の上で僕は再び尋ねてみた。かつての出陣の際、この人が軍を率いて幾度も通っただろう場所だ。「生まれ変わりって、あると思いますか…?もしもあったら来世のあなたは僕を忘れてしまう?」土方さんは深く積もった新雪を踏みしめながら、ぐるりと辺りを見渡した。

@hjok_shumari: 「覚えてるかはわかんねぇが、忘れるのとは違うんじゃねぇか」あの人の目は、相変わらず雪の弾く美しい光を映していた。目の前の人にとってここは、決して忌まわしい場所などではなく……「来世で一から出逢ったとしても、必ずおまえを好きになる。何度出逢ったとしても、一からおまえを好きになる。」

@hjok_shumari: 血塗られたこの場所でさえこの人にとってはただ、僕と過ごしたほんの数年間の中にある、温かな思い出の詰まった美しく綺麗な場所でしかないのだ。気付いていた。そのほんの数年が培った想いが、あの頃よりも決して浅くなんかないということ。それほどまでにこの人が、この僕を、想ってくれていること。

@hjok_shumari: はぁっと大きく吐いた息は、薄暗い雲の中へと消えていく。涙が零れないようにと上を向いた僕は、もう一度吐いた白い息がその雲を割り、眩い光が差すのを見ながらあの人を振り返った。昨日零した涙の意味を、なんとなくわかった気がした。目に映るのがこの僕だけだと、そう知ったから泣けてきたのだ。

@hjok_shumari: #土沖
昨日の続きを足しました。過去の自分を切り捨てたのではなく、他の誰でもなく目の前にいる沖田総司だけを何度でも愛していくという土方さんに、沖田くんもやっと自分たちが自分たちという独立した2人として生きていけばいいという考え方に気付いてやっと出発点に立ったという話でした。



☆コメント☆
[蓉姫] 01-01 13:32 削除
初めてコメントさせていただきます。
カミソリのエッジのような朱鞠さんの感性に驚嘆しながら、現代もののぷっと吹かせていただける部分がたまりませぬ。
さて、函館妄想シリーズのふたりのスタンス、さすが、と思いました。司馬遼太郎先生も同様の歳三観をもっていらしたことでしょう。
今度は妄想シリーズに対するリクエストです。幕末函館でたったひとり戦っている副長サイドの妄想をお願いできますでしょうか。昨年末には函館にて朱鞠魂が時空をこえて、語りかけたに違いないと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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