稲妻11

□気付かぬ想い
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「苗字、さっきの授業のノート書いたか?」

『え、うん…書いたよ。はいっ』

「ありがとう」

『めずらしいね、鬼道くんがノート借りるなんて…』

「ぇ、まぁな…考え事してて書けなかったんだ」

『そうなんだ…』

いきなりだけど私は今、目の前にいる鬼道有人が好きだ

「ノート、明日でもいいか?」

『あ、うん!』

「じゃあ…」

完全に私の片思いだ
だって私クラスで暗い方だし…

でも鬼道くんは私に話しかけてくれる

優しいよなぁ…//



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