稲妻11

□いっそ消えてしまおうか
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彼女は雷門中だった




僕たちが雷門中でサッカーの練習をしていると、よく見に来る女の子が居た

「ねぇ、豪炎寺くん。あの子は誰?」

豪「…あれは確か、同じクラスの苗字だな」

「そうなんだ…」





―次の日―

彼女はまたやって来た

「ねぇ、君。サッカーが好きなの?」

気になり話しかけると、彼女は一瞬驚いた顔をして答えた

『…好き!』

「じゃあ、もっと近くで見たら?あ、それとも一緒にやる?」

『ううんっ、いいの』

彼女はそう言うと去ってしまった



―次の日―

またまた彼女はやって来た

「こんにちは。今日も見に来たの?」

『うん』

「僕は吹雪士郎。君は?」

『……苗字名前』

「名前ちゃん、よろしくね!」

『よろしく』













僕は毎日来る、名前ちゃんに惹かれていった






彼女が笑うときに僕は違和感を感じる

心から笑ってない、そんな感じ


アツヤの人格と共存していた僕だから、その違和感に気付けたんだと思う





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