〜Once again ... 〜
□☆白髪の訪問者
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『こいつアウトォォォオ!!!』
門番の声が教団中に大きく響く・・・
〜その一日後〜
「ったく、人使いの荒い。俺をいったいなんだと思ってるんだあいつは!」
朝方に響く不機嫌な少年の声・・・
「少し弾いてくか。」
そう言って向かったのは誰もいない談話室・・・
談話室にはたった一つ白いピアノ・・・
「ふぅ」
小さく息を吐き引き始める・・・
『〜♪〜♪〜♪』
<この音は零が帰ってきたのか>
<相変わらずいい音だ>
<一気に疲れが吹っ飛ぶな>
<きれいな音だな・・・・>
ピアノの音は教団中に響き渡り誰もが行動を止めその音に聴き入る
やがてその音は消えて行く・・・・
『〜♪〜♪〜♪〜♪』
「やっぱり楽器っていいな・・・・。気分が晴れる。
さて、戻って寝るか〜」
談話室から出てきた零をたまたま見たアレンはというと・・・
(きれいな女性だなぁ)
なぁんて思っていた・・・・