テイルズ系
□父への誕生日プレゼント
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ある日、ハリエットに呼ばれ、セネル達はウィルの家へとやってきた。
「ハリエット、急いで来いって言われて来たけれど、一体どうしたんだ？」
「実は、お願いがあるの」
「お願い？」
ハリエットが頷き、深刻そうな顔で、「今日、パパの誕生日なの」という。
「ウィの字のか？」
「うん」
「へえー、今日はウィルっちの誕生日なんだ」
「ということは〜、ウィルちゃんの誕生日のお手伝いをしてほしいの〜？」
グリューネが訪ね、ハリエットが頷く。
「ウィルの誕生日か、祝ってやらないとな」
「そうと決まったら、ウィルっちのためにパーティの準備をしよう！」
「おー！」
「だが、ウィルに気づかれないようにしなくてはいけないのだろう？ 大変じゃないか？」
「それに関しては大丈夫。パパはミュゼットさんに頼まれて毛細水道の調査に行ってるから、今日の夕方までは帰ってこないよ」
「それならば大丈夫そうですね」
全員が立ち上がり、「ウィルの誕生日、絶対に成功させよう」セネルの言葉に、みんなが頷く。