BSRで創作と夢な小話


◆夢:リハビリ的な感じ 

(現代学パロ)


「肝試し?」

「言い出したのは慶ちゃん」

「悪ノリしたのは独眼竜、そのやっすい挑発に乗ったのが真田の旦那」

「あとチカちゃんが何人かに声かけるって言ってたよ」

「…、道理で昼休みに若の声が響いてたのか」


全く、と呆れるが目の前で呑気にスマホを操作する佐助と桜音になにを言っても意味はない。むしろ悪ノリしただろお前らも。小さめの溜息を吐く。


「ちなみに何処でやるんだ?」

「学校だってサ。どーせ忍び込むとかそういうアレでしょーよ」

「明智先生に見つかったら胆試しというか胆が抜かれそうだよねえ」


けらけらと笑う桜音に心底どうでもよさそうな佐助。夜の学校とはありきたりだが、かつて“あちら側”だったからこその感覚は未だに残っている。確かにいる。あの時代より夜は明るい。それでも、
夜はおそろしい時間だ。それは変わらない。


「…、嫌な予感がするなあ」


上着のポケットにあるスマホが震えた。


(ざわざわと眼に見えぬモノたちの気配はすぐ近くにある)





やっぱりBSRは未だに好きだなあ

<夢小話> 2021/05/19(Wed) 23:42 

◆十勇士:出会い編とか考えてたハズだった 

(鎌之助と猿飛/コラボ…?)

「鎌之助」

鋭い声にびくりと身体が跳ねる。仔牛程の大きさを持つ山犬の仔、鎌之助はぴたりと足を止めて首だけで振り返った。鋭い声の主である十勇士の長(仮)である佐助は盛大に深いため息を吐いた。

「お前、背中になに背負ってンの?」

「なっなななんんでもないっ!」

「明らかに背中に居るの子供だろーが!なんでもかんでも拾って来ンなって言ったでしょー!?」

「オイラの背中から離れないんだもん!!山の中にひとりだと可哀相じゃんかあ!」

「だからって此処に連れて来るな!誰が世話すると思ってんの!?」

「そんなん佐助でしょ!?」

「お前のその毛皮いくらで売れるか試してみようかな?」

佐助は額に青筋か浮かぶのが分かった。もしこれが懐刀であれば絶対零度の流し目を向けられ彼女の持つ“闇”に引き摺り込まれるだろう。なにそれなんてご褒美…話が逸れた。わうう、と小さく唸る鎌之助。大きな白い尾を揺らし、どうにか背中を見ようと首を動かしている。

「佐助。この人、こどもじゃないよ?おっさんの匂いがする」

「は?おっさん?どのくらいのおっさん?」

「おやかたさま」

「失敬な!拙者はおっさんではござらぬぞワンコ殿!!」

がばりと顔を上げそう叫ぶ、おっさんの匂いがするという子供に佐助は見覚えがあった。某郷の、真田十勇士。コチラの毒舌暴言が通常装備の薬師と同じ名。驚異的な童顔の持主であるおっさん、伊三である。

(おっさんキターー!!??)

尻切れトンボ。

<コラボ> 2019/10/04(Fri) 00:46 

◆次世代:匿名足軽さんから質問 

(次世代伊達主従)


問・重綱殿は五郎八姫と長い付き合いになるようですが、正直恋心を持ったりしないんですか?


重綱:「俺まだ死にたくない」

五郎八:「どーゆう意味だ」

重綱:「娘の縁談を叩き潰し近寄る男を片っ端から排除する男を敵に回せと?」

五郎八:「初対面で好みじゃないから大丈夫ですって叫ばれたアタシの心情は?」

重綱:「お前その後俺になにした。胸倉掴んで池にブン投げたじゃねーか」

五郎八:「受け身も取らないアンタが悪いわ」

重綱:「…、なんで機嫌悪いんだよオイ」

五郎八:「黙れロリ●ン」


答・持ってて悪いかコノヤロー! BY奥州の姫


(ちなみに重綱は逆ハーレムものにありがちな自分に向けられる好意に気付きにくいタイプ)(爆笑)

<次世代組> 2019/09/28(Sat) 00:11 

◆次世代:未成年の主張 

(次世代伊達主従/コラボ…?)

〜 当方次世代伊達主従が某郷(相棒側)の伊達軍に遭遇しました 〜


伊達(相):「…」←(マジか…と思っている)

片倉(相):「…」←」(政宗様のご息女だと…!?と思っている)

五郎八:「……」

重綱:「……」


五郎八:「父親がマトモだった!」

重綱:「伊達軍がマトモだと!?」


伊達(相):「hey、第一声がそれかよ」

片倉(相):「……」←(更に息子だと…ッ!?とちょいパニック)



(結論:ちょう びっくり)

<次世代組> 2019/09/25(Wed) 14:44 

◆夢小話:蒼紅共闘とかそのあたり 

(右目と野狐)

やられたのが利き腕じゃなくて本当に良かった。これから大事な戦だってのに利き腕負傷とか猿飛に笑われるわ絶対。だらっだらと流血中の左腕に小さく溜息。幸村様にバレないようしなければ。無用な気遣いをさせたくない。さっさと手当てしようと振り返った瞬間、怪我してる側の肩を掴まれた。反射的に自分でも聞いたことない声出たよ!潰れた蛙みたいな!!聞いたこたないけどさ!!!

勢いをつけて振り返れば何時にも増しておっかない顔をした右目こと片倉小十郎サマ。痛いわボケェ!普段の調子で言ったら目立つので見上げながら睨み付けた。

「怪我してんじゃねぇか」

「あんたに関係ないじゃん」

「真田を庇った時か」

「うっさいな」

だらだらと流れる赤を睨まれた。これ絶対深い。洗って止血しておけば何とかなるかな。なんと考えてりゃ急に腕を引っ張られた。完全に油断してたから情けない声がまた出てた。

「い゛っ…!?」

「少し我慢しろ。大した怪我じゃねぇだろうが放っておくんじゃねぇ」

なんかぶっかけられたと思えばもう布を巻かれていた。手慣れてる。この人が年上っていうのを実感するのはこういう時だ。

「上手ですね。助かりました」

「てめぇが素直だと気色が悪いな」

「そうかよ。あんたが怪我してたらワサビでも塗ってやる」

嫌なら怪我しないことだね。布が巻き終わった腕を降ろしながら言えばふっと小さく笑う。内緒だ。心臓が早くて痛いのはここだけの話で何が在ろうとバレたくない断トツである。平常心であれ、僕。


(珍しく夢主→キャラの構図)

<夢小話> 2015/02/13(Fri) 02:30 

◆夢小話:リア充観察(※付き合ってません) 

(霧隠視点)

今更なことだけど真田の懐刀サマは自由奔放すぎるわよ。武士の常識っての?あってないようなお方だと思ってたけど今気付いたわ。気に入らないから無視してるだけねアレ。身分とか気にしない辺り幸村様はしっかり影響受けちゃってるわねご愁傷様。まァ気にしないってのは身分に限らずのこと。石田軍の大谷様がいい例かしら。顔見知りみたいだけどまず普通に大谷様に接してるわよ。この間は輿の後ろ側に座って寄りかかってたから。病人っていう気遣いはないし“気にしてない”って言うのか。大谷様は問答無用で輿から落とそうとしてたけど身体中の包帯換えるのも手伝ってる時点でもう諦めなさいってことよ。現に今もそうだから。

「我の茶を飲むな、彩神。ぬしのはホレ、こちらの湯飲みよ」

「あー…ごめん。新しく入れ直してくるわ」

「…、我の飲みかけを口にするなど、ぬしの頭はメデタキことよ」

「食いかけの饅頭を私の口の中に突っ込んできたお前が言うな」

「ヒヒッ」

もうなにも言うまでもないわねこれ。


(だらだら)

<夢小話> 2015/02/08(Sun) 01:12 

◆夢小話:おかえりを言うためのこと 

(野狐)

どーなるんかな、と思うよりも先に答えは明確だから嫌んなる。ちっさい城の周りは大軍とか勝ち目なくね?とか考えちゃうけど我らが懐刀はサラッと言いやがった。お帰りいただこう。まじかよと思ったのは内緒。多分同じようなこと考えた方々多いよ。晴海さんが睨みで黙殺したけど。だってホラお館様倒れたし?此処の主の幸村様と猿飛いないし?あーあーもう重臣の忍びさん達が楽しそうにしてるよ。才蔵ねーさんニヤニヤしてるし筧さん図面を眺めはじめた。荒れる。これ絶対にあちらサンにとっての阿鼻叫喚確定。悪いとは思わないだって無断で乗り込むほうが悪いってもんでしょ。きっと内心は売られた喧嘩は買ってやろうじゃねぇかとキレ気味の懐刀とウチの恐ろしさを知ってもらおうじゃないか。僕はもう準備万端なんだよ。

(喧嘩上等だこのやろう)

<夢小話> 2015/02/06(Fri) 02:11 

◆コラボ&夢:在る日の出来事 番外 

(※コラボ&夢注意!/閑話)

「そっちの旦那とあの世話役のおねーさんって結局どうなの?」

某郷の佐助の笑顔に桜音は心底嫌悪感を露わにしていた。年頃の娘がする顔じゃない。某郷の佐助の言葉を感じ取ったのか桜音は鋭く舌打ちを打った。やはり可愛げがない。あってもなんかやだけど。隣を歩く桜音は無遠慮に某郷の佐助を見上げる。

「前田の風来坊みたいな話題とかチャラいのはその見てくれだけにしてよね」

「じゃあこっちの右目の旦那とアンタってどういう関係か聞いたほうがいい?」

「あってたまるか馬鹿野郎」

桜音はつんと顔を背けた。これ以上言うと蹴りが飛んできそうなので閉口すると溜息を吐かれた。見ての通りなんじゃないの、と桜音は肩を竦める。

「付き合い長いけど恋とかそういう雰囲気じゃないぐらい分かるもんでしょ」

「むしろこっちの旦那のおねーさんに対する執着心が凄まじい」

「僕から見たら似たようなもんだけど、そっちとこっちで多分根本的なとこは違うね」

確信はなにもないんだけどさ、と桜音は続けた。声色に少しばかり羨望を含めたように聞こえたが某郷の佐助は素知らぬふりをする。

「大好きとか大切とかっていう感情を上回ってるのは確かだ」

真相はどうでもいいよ幸村様は怒ると怖いから。此方側の幸村は裏表の激しさは某郷の佐助も経験済みである。アレは本当に真田幸村なのか。かつて此方側の十勇士は一斉に顔を背けていた。なにも言うまい。その判断は間違っていないだろう。同じ“真田幸村”なのにまるで正反対だねェ。その呟きに桜音はなにも言わない。無言は肯定であると某郷の佐助は空を仰いだ。此方の上田城まであと僅かである。

(雑談)

お互いに内心黒村に若干ビビり状態である。

<コラボ> 2014/07/20(Sun) 13:40 

◆夢:夏ですね! 

(夢&十勇士)

甚八:「盛大に着崩した才蔵姉さんとサク姉さんを見て小助の兄さんが鼻血吹いてぶっ倒れましたァァアアア!!!」

彩神:「………、着崩した奴らが悪いのか精神が脆い小助が悪いのか判断に困る」

晴海:「彩神様、しっかりしてください。毎年のことでしょう」


(夏場の恒例行事)

あついのきらい

<夢小話> 2014/07/18(Fri) 17:15 

◆夢:欲しい、欲しい 

(猿飛と懐刀)

「一言、命じればいいのに」

薄く笑う佐助の囁きは首を横に振った。これは私のヘマだ。彩神が告げた言葉に佐助はすっと笑みを消す。違う違うと彩神の左腕を掴んだ。途端に走る酷い痛みに彩神は思わず顔をしかめた。佐助は眼を細めて彩神の細い身体を抱きしめる。は、と小さく息を吐く彩神の腰に片腕を回して引き寄せた。この人から血の匂いなんて似合わない。ああ腹が立つ。

「彩神は悪くない。だってそうでしょ?豊臣の軍師は彩神を引き抜こうとして当然なのに断っただけなのにさァ、あの哀れな凶王は彩神に斬りかかった。彩神が豊臣に降る理由なんてないのにね。アイツこそなにも知らないくせに。俺はアイツが嫌いになったよ。だって彩神を傷付けたから。彩神だって腹立ってるんでしょ?旦那を傷付けられたから。それと同じ、いやそれ以上のモンを俺は感じたんだよ」

「だからお願い。俺に命じてよ。たった一つの命令をくれるなら俺はすぐに叶えられる」

それでも彩神は首を横に振った。

「これは自分のヘマだ。お前が動くことのモンじゃあない」

「………、素直になればいいのに」

抱きしめる腕に、力を込めた。


(その言葉がほしい)

<夢小話> 2014/06/28(Sat) 00:35 

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