廃人列車
□第零戦
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秋。
青かった空は朱に染まり…逢魔ヶ時となる。
何が起こるかわからない、昔から伝えられている不思議な時間帯。
ぽつんと佇む少女はどこか別の世界へと誘われるかのように歩き出す。
一歩一歩、この世にさよならを告げるように、少女は実家である神社の鳥居をくぐった。
巫女装束のまま…―――
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