廃人列車

□第弍戦
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一際光輝くその場所で、カレンは舞っていた。

ずっとずっと。

周囲の事等は眼中に無いとでも言うかのように。

いや、眼中に無いと言うよりも見えていないのだ。


カレンの目には目隠しがされていて何も見えない。

自分がどのような格好なのかすら。

それでもカレンは舞い続ける。

舞う理由がわからなくとも、舞い続けなければならない。


その思いに駆られて舞い続けるのであった。



―――……
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