廃人列車
□第參戦
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「…はい?」
あぁ、自分は今きっと物凄く間抜けな顔をしているのでしょう、と黒いサブウェイマスターノボリは思った。
目の前の少女…カレンは此処を何処だと聞いた。
此処に来ているのだからそれぐらい知っているものと思っていた…と言うより知らない人が此処に来る何て事はあまりないのだ。
「サブウェイ…地下鉄はご存知で御座いますか?」
「ちかてつ……あっ!都会にあったアレですね!街の地下に電車が走ってるっていう」
カレンという少女はカノコタウン辺りから来たのだろうか。
地下鉄を咄嗟に判断出来ない辺り自然の多い町か村だかの人なのだろう。
「そうですその地下鉄で御座います」