SAIYA☆JIN
□俺の兄ちゃん!※BL
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ベジットの家族は、似たような顔した親父とお兄さん二人がいる。
母親はベジットが産まれてすぐに亡くなった。
母親の顔を知らないまま育ったベジット。
家族全員がポタラを付けている。代々から受け継げられているのだ。
服装などはほとんど同じで、色は別々。
そんなある日だった。
ベジットが兄のベジッテを呼出した。
ドアを開く途端に目を擦るベジッテ。
「なんだよ〜…構ってほしいのか?」
このベジッテの前髪は、ベジット達と同じ二つピョロリ出てるが、二つともギザギザな前髪だ。
先だけがギザギザとしている。
「構ってほしい。…だから兄ちゃん、ヤってよぉ」
親父達は世界一周の旅に出掛けたから、誰も見られないだろう。
…これも可愛い弟の為だ。ヤるしかない。
ベジッテは勢いよく深いキスをした。
キスすると少しずつ押し倒される。
ベジットの舌に合わせ、自分の舌を動かす。
「ん、ふ…んっ…」
下では優しく服の上から撫で回す。
ベジットのポタラが微かに揺れている。
「ん…ぁ、兄ちゃ…なんでこんな事…しなきゃ…」
「…自分で考えろ」
答えはこんなに簡単なのに、ベジットは分かってはいなかった。
寧ろ理解してないからだ。
…そもそも、ベジットがヤりたいと自ら言い出したのに、コイツすっかり忘れてやがる…