BL

□小鳥
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これは何の冗談だ。

それは、白瀬の偽らざる現在の心境だった。
自分の部屋は見知らぬ部屋になっていて、首には革の首輪。更に一糸纏わぬ全裸な上そんな自分を楽しそうに見ている甘いマスクの金髪碧眼外国人が一人。
とりあえず、白瀬は昨晩の自分を振り返ることにした・・・外国人?そんな物体はたった今彼の認識外におかれた。

(頭痛ぇ・・・何があったんだ俺・・・)

酒を飲んだ翌日の痛みに酷似しているし飲んだ覚えもある。良し二日酔い決定とそこは納得したがーーー。

(何か、尻と腰と喉も痛いんだけど)

何だか嫌な感じの取り合わせに、友人のゲイの体験談が重なる。

いやそんなまさか、理性は否定していた。

体は正直だった。死にそうに痛い。
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