ＢＬ
□世界の中心は君だった
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「晴海」
僕を呼ぶ声
「七瀬」
君を呼ぶ声
「好き」
その言葉さえ交わらないね、僕らは
気持ちの重さが釣り合うなんて幻想を抱いたことはなかったけど
それでも君の“好き”を軽いものだとは思いたくなかったんだ
せめて、君の中で僕の存在は重いんだと信じたかった
君が世界の中心だった僕のようにとは言わないけど
せめて、その他大勢ではないと
信じたかったんだよ？
でも、もう自分を騙すのは疲れた
僕は本当は自分勝手なんだ
知らないだろ？君に尽くす僕しか
さよならだ、七瀬
二度と、会わない
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