ノーマル・カプなし

□plus blue
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まあそれは例えて言うならそう言うしかなかったわけで。


1:何もかもの終わり


藍詩 亜衣は、非常に理不尽な気分を味わっている。
常に常に人生全てが理不尽の一言で住む人生を送っているとはいえ、これは流石に理不尽すぎるんじゃないだろうかとも思っている。
ポタポタと体のあちこちから水滴が落ち、亜衣の体の体温を道連れに土に染み込んでいく。
しかしそんなことは大して理不尽ではない。普通の現象だ。
問題は、彼女が何故水をかけられたのか、という一点につきる。
何のことはない、ある意味当たり前といえば当たり前。
ーーー亜衣の幼なじみの鷹科 真形が格好いいから、嫉妬されたのだ。
そんなことで?と亜衣は今理不尽な思いでいっぱいいっぱいになっている。
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