短編
□チョコレートとか
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今日は、世界のリア充にとってそれなりに大事な日で。
もちろん女子みたいに可愛い霧野先輩のことが大好きな俺も例外じゃない。
「なあ狩屋、今日俺の家に来ないか?」
「今日ですかー・・・」
だから俺も今日は先輩のためにチョコを作るべくヒロトさんに作り方教えてって頼んでたわけで。
「じゃあ、先輩が来てくれません?」
先輩を、お日さま園に呼ぶことにした。
正直俺が人のこと連れてくるとか誰も予想してなかっただろうから瞳子さんはびっくりしてたけど。
実際、呼んだことなんてなかったし。
だけど、今日は特別な日なんでしょ。
俺が自分のこと知ってもらうには、丁度いい日だと思う。それだけ。