小説(自称)

□サイダーガール
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振り向いた先にいたのは
黒髪、ツインテール、目ぱちくり二重の超可愛い女の子!


ではなくて(俺のタイプだ)

長身、短髪、つり目の桐生 淳(♂)だ。
幼稚園からの腐れ縁で、昔から女にモテる男だが、俺にはイマイチ理解できない。

…男は見た目じゃないぞ?


「そんなキモい声出すな、気持ち悪ぃ」

ぷんぷん、と声を出して言いそうな淳にそう言い放つと


「ゆたくん、冷たい〜。
淳、ショックだぞ?」

と、まだまだ女キャラを通してくる。

「お前を見てキャーキャー言う奴らに見せてやりたいよ」

「きっと、ギャップ萌え〜で更に人気アップだよ。」
「どこからそんな自信が湧いてくるんだか…」

「俺、モテなかったことないし!フラれたこともないし!まぁー、豊にはわかんねぇよな、この気持ち!」

「本当見せてやりてぇよ、その本性。」
(悪かったな!モテたことがなくて!!どーせ、背が低い上に運動音痴な男はモテないですよーだ。)

決して言わない本音を胸の中で吐きまくった。





ーどうせ俺は、お前みたいにはなれないんだよ。ー
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