第61〜90話

□はじめてのグラブ
1ページ/7ページ

【一塁側内野スタンド】



西東「渉の最初から持っているバッティングのセンスは本物だ。それはオレが保証する」


友沢「ああ…認めたくは無いが、それはオレもよく知っている」


西東「問題は渉が2ヵ月間どんな練習をしたか…だ。渉も一応はオレらと同じ人間だから、濃い内容であっても個人に合う鍛練じゃなければ効果は薄い」


友沢「という事は…逆に薄くても個人に合う鍛練だった場合は…」


西東「…考えるのが恐いぜ」













ACT。L]V
【はじめてのグラブ】













河原「………」

パシッ…ビュン!!



羽原「………」

パシッ…ビュン!!



東「………」

パシッ…ビュン!!




各ポジションについて試合前のキャッチボール、さすがに外野手のキャッチボールは力が入る。そして内野手も…



黒金「一条!!」

…ビュン!!



一条「小山!!」

パシッ…ビュン!!



小山「………」

パシッ…




ファースト・セカンド・ショートの送球練習、特に内野手は連携プレーの重要なポジションのため正確さがキモだろう。



小山「渉っ!!」

…ビュン!!




ショートの小山はセカンドの一条からボールを受け取ると素早くサードへ送球。ボールは渉の所へ…



瀬戸内「…あっ…」

…ビシッ…






そう…今だにグラブを買わずに鍋つかみで守備をこころみていますよ、この子は!!

本当にオイシイ…
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ