第61～90話
□第２のピッチャー
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イニングは進み６回の裏ブルーブレイスの攻撃でバッターは７番の羽原｡
朝風｢…!!｣
ｶﾞﾊﾞｯ…ﾋﾞｭﾝ!!
羽原｢くぅ…!?｣
ストライクッ!!
バッターアウト!!
生徒会リリーフピッチャーの朝風から投げられた右オーバースローの変化球は､羽原のバットに空をきらせ空振り三振｡そして試合は終盤の七回へ突入してゆく…｡
ＡＣＴ｡ＬⅩⅩⅦ
【第２のピッチャー】
『ストライクッバッターアウト!!リリーフ朝風!!この回もヒット一本を許すもののブルーブレイス打線を無得点に抑えました!!』
【一塁側ベンチ】
一条｢これでもかってくらい徹底的に打線を抑えてきたわね…まいったわ｡頼みの瀬戸内も第三打席は見送りの三振…ていうかスイングひとつしなかったわね｣
大宮｢おまえもわかっているだろうが一条？表の守備でコッチの球数は１５０を越えているんだ…相沢のスタミナもそろそろ限界に近いぞ｣
一条｢わかってるわよ…だから追加失点を増やさないためにも四回から全力投球に切り替えさせたんでしょ｣
大宮｢頃合いだ…わるいが例の作戦を実行させてもらうぞ｣
一条｢…かってにしなさい｣
不機嫌そうにスポーツドリンクをがぶ飲みする一条を背に､大宮はベンチ奥へと消えていった｡