第1〜30話
□初めてのおつかい
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【聖タチバナ学園】前…
カキィィイイイン!!
「レフトー!!」
「オーライオーライ!!」
1月のとある寒い日、この学校の野球部の練習風景を塀によじ登りながらグラウンドを覗き込む不審者が居た
西東「ココのチームもカス揃いだな…ウチの二軍でも楽に勝てる…」
不審者は壁の上に登ると、持参していたカルピスのペットボトルを開けた
西東「ゴクゴク…コレなら来週の練習試合はベストメンバーで来ることねえな、オレはパスだ…」
原「あΣお前、塀によじ登って何してるん!!……しかも何カルピスなんか飲んで和んどんのやΣ」
西東「くΣ…生徒会か!?」
原「怪しいやっちゃな…。とっ捕まえて警察に突き出したるで!!」
西東「マズい…」
原「大京!!不審者がそっちに逃げたで!!」
ギャァア( ̄□ ̄;)!!
ACT。T
【初めてのおつかい】
みずき「…ふ〜ん、それじゃあ偶然ウチの学校に迷い込んじゃって偶然壁に登っちゃって偶然野球部の練習を見ちゃったんだ―…」
西東「ああ、そうだ」
みずき「バカ?帝王実業のユニフォーム着といて何言っちゃってんのよ」
西東「ハッ( ̄□ ̄;)!!」
大京「おっ…ポケットから生徒手帳見つけました」