第1〜30話
□思考内ケンカ
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ガキィイィィン!!
ファール!!
久遠「はぁ…はぁ…はぁ…(くっ!?これで10球目だけど、気のせいかいいように遊ばれている…!?)」
S●●
B●●
O
西東「うーし…だいぶ体も暖まってきたな。この寒空の中だ、今日はノック以外に何もしてないし体が鈍ってたんだ。そろそろ終わらそうか」
友沢「(バットコントロールはまだ発展途上とはいえ、久遠のスライダーを相手によく当ててるな西東のやつ…)」
猛田「す…すげぇ。よくあんな連続で当てて行けるな!?」
ACT。]
【思考内ケンカ】
瀬戸内「…この勝負、久遠には不利な点が多過ぎる」
河原「なに?」
小山「どういう事だ?」
瀬戸内「西東はそこの友沢という男のスライダーをいつも見ている…」
河原「そ…そうか!!西東先輩は帝王実業のレギュラーキャッチャーだ、だから友沢先輩のスライダーをいつも受けている。そしてあの久遠は友沢先輩からスライダーを伝授されていたらしいし…」
小山「あのさ…もう少し分かりやすく言ってくれる?」
河原「(バカめ…)だからスライダーを捕り馴れている西東先輩にとっては久遠の球なんか打つのは簡単だって事だよ」